夏の記憶~1979 2001年製作



緑に揺れる水田の脇の道 

汗をかいてバス停へとあの夏の少年

あれからどれほどの時が流れたんだろう

ただ一陣の風吹き抜けただけの気がしてる

変わらない この町に来た頃から

*夏の匂いが 夏の匂いが 夏の匂いが

鮮やかに鼻をくすぐる


太陽は真上に照り返すアスファルト

白いシャツ袖から出た腕が陽に焼けて

慣れない道で口ずさんだ あの歌

高き空に吸い込まれた はるか景色とともに

憶えてるこの町に来た季節を

夏の空気が 夏の空気が 夏の空気が

眼を閉じて 今甦る


*REPEAT




COLUMN~コラム

今住んでいる茨城県つくばみらい市にやってきたのは1979年夏・・当時はまだ伊奈村という地名だった。その頃を思い出して2001年にこの曲を作った。

当時自分は中学2年生、夏休みが終わり転校してきて始業式帰りのバスを間違えて乗り、途中で降りて迷いながら夏の田園地帯をとぼとぼと歩いている、そんな思い出だ。
田んぼの風景、夏の太陽が自分の不安な心情と相まってことさら心に刻み込まれたのだろう、曲を作った2001年時点で22年も経っていたがその思い出は鮮明だった。
それから自分もここが出身地だと言えるほど長い間定住していて、付近には鉄道ができ、地名もつくばみらい市になった・・・心にある原風景は発展と共に消えてしまうのだろうか?たまに車でそのルートをたどってみると34年経った今でもまだほとんどそのままだ(笑)。しかしそれは幸せなことなのだろう。
曲は全体を通してノスタルジックな雰囲気で、聴いている人を1979年の私の思い出の風景に誘います・・・そしてそこにいるのはギターを弾いて歌っている中学2年の私なのかもしれない。