蜃気楼 2006年製作
夜を走る列車の窓越し
街の灯りがかすかにちらつく
すいぶん遠くまで来たものさ
そいつの正体を知りたいがために
*俺を捉えた眩い光こそ
突き動かしているすべての源さ
夢か 現か 幻か 遠い日の憧れか
夢か 現か あの日見た 蜃気楼
まほろばの景色の破片が突き刺さり
俺はじっとしていられないんだ
街を彷徨う熱病者のように
出会う人たちに行き先をたずねて
たとえ袋小路に迷い込んだとしても
まなざしはつながる道を探して
夢か 現か 幻か 遠い日の憧れか
夢か 現か あれはまるで蜃気楼
*REPEAT
追いかける蜃気楼
COLUMN~コラム
この曲は2006年に作って以来ライブでずっと歌い続けているし、アルバム「LIVESONGS」にも収録されているので自分の代表曲のひとつと言っていいでしょう。自分でも気に入っているんだろうし、何より聴いてくれる人からも評価が高いのもありがたい。先日は黒うさこさんがカヴァーしてくれました。
詞はオレ得意の抽象的な内容、なんせタイトルから「蜃気楼」ですから実体がない、「夢」「幻」など実体のない物をこれでもかと羅列してみましたが何かを追いかけている「想い」が伝わればと思ってます。曲はマイナーコード、よく人からは「昭和っぽいね」と言われます。
我流中の我流の自分の奏法ですからバンドでこの曲を演奏するときメンバーから「ここはどーなってるの?」とよくきかれましたっけ。特に最後の部分は「訳分からない」と言いながら何回も繰り返し弾いて覚えてみんなオリジナルを尊重してくれました(笑)。これからもよく歌う曲だと思いますのでCD、そしてライブでも聴いてやっておくんなさい。